英田サキ「エス-咬痕-」

大洋図書シャイノベルズの英田サキさんの「エス咬痕 (SHYノベルス 133)」です。イラストは奈良千春さんです。

【あらすじ】
『どこまで身体を開けばいい？どこまで心を許せばいい？』
警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対五課」の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。その捜査方法はエス（スパイ）と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点がおかれている。大物ヤクザである宗近をエスとし、自分の身体を餌に情報を得る椎葉に、ある日、上司から命令が下った。それは同僚の刑事である永倉の援護をするというものだった！刑事とエス。それは運命を共有する関係でありながら、決して相容れない存在でもある。孤独に生きる男たちの歪で鮮烈な愛の物語。

エス咬痕 (SHYノベルス 133)

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英田サキ大洋図書 2005-05-28

英田サキ「エス-咬痕-」感想

前作「エス」を読まれてから読んだほうが、もっと楽しめると思います。

拳銃密売ルートを追うために「エス」というスパイを使った情報収集を仕事としている刑事・椎葉（受け）は、自分のエス──暴力団松倉組の若頭補佐で表向きは青年実業家の肩書きを持つ･宗近（攻め）から情報を得て、拳銃の密売ルートの検挙率をあげていた。
だが、真面目さゆえに、自分の身体を使って情報を得ることに戸惑いを感じていた。
同じくエスを運用する刑事・永倉を援護をするようにと、上司から命令がくだった。
永倉のエス・真生と接することにより、刑事とエスという関係に疑問をもち、悩む椎葉。
「あの男とは関わるな。おまえの警察人生が狂うぞ」と忠告されて……？といったところから始まるお話です。

椎葉、苦悩の一冊。
既に私が語るまでもなく、有名な作品です！

今回も面白かったです。

椎葉がどういう道を選択するのかは、あえてここには書きませんが、愛情を選択するのか、仕事を選択するのか、一言では言い表せない、微妙なラインが面白いです。
今回も椎葉側の苦悩をえがいていたので、宗近側の苦悩？とかも次巻では読みたいな～と思います。

しかし、非常に満足でした。
面白いよ～(≧▽≦)

このお話は、刑事もののなかでは現在一番面白いんじゃないでしょうか。
その続編だっただけに、あちこちで騒がれていますね～
私は自分のうっかりから祭りに乗り遅れましたが(^^ゞ
（感想書いたと思って忘れてた…orz）

続編は来年2006年2月に発売されるらしいとのこと。
ま、待てん！！！

大洋図書様HPにてエス特集の特設ページに短編が掲載されてます。
宗近視点のお話で…ぎゃーーーーー！！！！！！

そして、ドラマCDの購入に迷います。
CDの出来が微妙だとがっかりするし、また出来がよくてもBLCDはなんか恥ずかしいのよね～聞くのが（笑）。
一応、何枚か持ってますけど…。

書き下ろし小説が入ったら、絶対買いなんですが…どうでしょう？
サイバーフェイズさん。
ちょっとでも入れようかな～とか思ってない？
それか、オリジナルのお話のトラックがあれば買いですが…。
もう撮りは終わっちゃった？（笑）

ぜひ、なんか英田サキさんの書かれるものでオリジナルなものをプラスして欲しいのです。
ライターさんのオリジナルじゃ駄目なの。私。
（↑ここが個人的に超重要）

（…と、こんなところで聞いてみる・笑。見てませんから?！）

面白かった度：★★★★★