ふゆの 仁子「100万$の男」

ビーボーイノベルズふゆの仁子さんの「100万$の男」です。イラストは海老原由里さんです。

『まさかあいつが、100万$の男!?』
融資を断られ、へこみぎみの気丈な美人社長・榎本の隣りに引っ越してきたのは、凛々しく逞しい年下の男・小日向。榎本は、外見にそぐわず世間知らずで超不器用な彼に救われる…。が、飛び込んだスリーエックス社で、会社建て直しの人材として、小日向を紹介される。ビジネスでは別人のようにデキる彼は、思いもよらず、榎本に情熱的な恋心を伝えるけれど!?書き下ろしはスティーブ大活躍。

ふゆの 仁子「100万$の男」感想

ベンチャーキャピタリスト(CEO)×社長です。どちらも未読ですが、「デキる男」、「冷たい男」のシリーズの本だったようで、知らずに購入しました。

お話的にもリンクしているようです。
別に未読の私でも大丈夫だったので、この本だけでも楽しめるかと思います。前の会社で企画を盗まれたため退社し、自分の会社をたちあげた美人社長の榎本。
しかし、新しい企画をやるにしても融資を断れ、自分を追い込んだ前の会社の男・岩見沢から不本意ながら仕事を貰っている日々だった。
榎本が住むおんぼろアパートの隣に、一見凛々しくて逞しく見える小日向という男が引っ越してくる。
その男は非常に不器用でカップラーメン一つ無事に作れない男だったが、何故か憎めない。
融資が受けられない榎本は、雑誌で見たスリーエックスというベンチャー企業に、アポなしで会いに行くが、そこに小日向がいて無事に社長と会うことができ、融資を受けることができた。
小日向は、スリーエックスで『100万$の男』と呼ばれる男で、彼がCEOとして榎本の会社に就任するが、不器用な彼がその噂の男だとは信じられず・・・・・・というところから始まるお話です。

ベンチャーキャピタリストという職業を知りませんでしたので、新鮮でした。
初めは小日向・・・・・・大型犬のワンコ系攻めだとばっかり思っていて、実際読んだ印象もそのとおりなんですが、どうも天然の「計算する男」なようです。

しかし、このお話を読んだだけでは、小日向がすごい男なことがわかりませんでした。
榎本もかなりの世話好きだったし、なんか超生活能力が欠損している大型犬にしか見えず・・・ (^^ゞ
結局私には 大型ワンコ系攻め×美人(元)社長 に見えるのでした(笑)

話の途中まで、10年来の先輩後輩の仲である新宅という妻子持ちの男が出てきます。
前の会社も一緒にいて、苦楽を共にしてきた男なんですが、とあることがあって榎本を裏切ってしまうのですが・・・・・・。

この展開もお約束ですが、おいしいので萌えがたくさんあるとよかったんですが、結構あっさりしてしまってて、個人的にはここで萌えられなかったのが残念。
もうちょっとやっちゃってもよかったんでは・・・・・・(笑)

最後に 「計算高い男」 という話も収録されているのですが、こっちはきっと前の二作を読んでるほうが楽しめそうな展開でした。
とはいえ、結局年下攻めが好きな私は、それほど不満もなく、さくさくと楽しみましたが(笑)

面白かった度:★★★★☆

3件のコメント

  1. こんばんわ。
    私もシリーズものと知らずに読みました。

    企業もの・お仕事ものとしては、ツッコミたい部分も多々ありましたが、私には、攻めのドジっ子ぶり(?)が、楽しかったので、好きなお話です♪
    TBさせてくださいね。

  2. あすたさん、こんばんは。

    やはりシリーズものだというのが、一見わかりませんよね(^^ゞ
    これだけでも十分わかるからいいですけど(笑)
    私も最近ワンコ系年下攻めを読んでなかったので、楽しく読みました。

    TBとコメントありがとうございました!!

あすた へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。


*