プラチナ文庫のみさき志織さんの「特務部の最強ロマンス─美貌の警視とケダモノな部下」です。イラストは樹要さんです。
【 あらすじ 】
昼は忠犬、夜はオオカミv
美貌に似合わず腕っぷしの強い遙人は、有能(だけど生活能力はゼロ)な警視。
部下の竜一にかいがいしくお世話されつつ、事件を追っていた。だが―─
「あんた、啼きっぱなしだ。そんなにイイんですか?」
言い争いの末、縛められて獰猛な愛撫で貪られた。
年下の、しかも部下に犯された恥辱。
なのに心に募るのは、許せないならクビにしろと言う竜一への悲しみだけだった。
そんな自分に惑う遙人は罠に陥り、事件の黒幕に拉致され…!
昼は忠犬、夜はオオカミな部下と飼い主の、下克上ラブ。
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【 感想 】
警視×部下です。
近未来のネオ東京の警察には、テロや凶悪事件専用の特務部という組織が存在している。
難事件に挑むメンバーなので、正規の警察試験を突破しないで任務につくものもいる。
しかし、初代室長として有名な風間以外、他の室長はいつくことがなく、何らかの理由で栄転されることが多かった。
そして、今回五代目室長としてやってきたエリート中のエリートのキャリア組で警視の遙人は、何もできないお坊ちゃまかと思われていたが、銃の腕前もすごく、剣道・柔道も強く、そして何より天使のような美しさを兼ね備えたありえない人間だった。
特務部の中でも古参の竜一は、五代目室長が着任したときに内部を案内するように言われるが、美しいだけじゃなく、中身もとんでもない遙人に興味を抱いていったが……というお話です。
届いてすぐに読み終わっていたのに、感想だけが遅くなりました(^^ゞ
樹要さんイラストの小説を読むのは久々です♪
昔、デビューされる前に同人活動をされてたときにはまり、よく追っかけたわ?w
(↑ストーキングではないw)
なんか、あらすじがちょっとオーバー気味かなと思いました。
すんごいケダモノを妄想して買ったのに、あたし的にはそれほどでもなかったw
ケダモノではなく、ワンコです!! ワンコ!!
あたしはよくわかりませんが、学園エンペラーシリーズとリンクされているお話みたいですが、そっちはわかんないので単純にこの本だけでの感想となります。
実はこの手の設定、随分と昔にライトノベルで読んでいました。
そっちがものすごい災害とかの設定に凝っていたので、正直それを期待してしまったあたしが悪いんだと思いますが、もの足りなかった orz
中盤あたりまで、遙人と竜一の夫婦漫才のようなものが入り、それがテンポよく面白かったです。
遙人が昔の友人・ヴィクトワールの頬にキスしてるときに、それを目撃してしまった竜一のカットとかが萌えなかんじでしたw
とりあえず続きものらしいので、この巻だけでの判断が難しいのですが、竜一の設定が「特務部の中でも古参」となっているのに若いんです。
その理由がわかっていなくて、きっと今後のストーリーのポイントになってくるんだろうとは思うのですが、そこがすっきりしなくてねぇ……というかんじでしたw
まあ、あたしが気にしすぎなんだと思います (^^ゞ
遙人がなぜ上層部に煙たがれているのかもなんかはっきりしていません。
とりあえずすごいのが、経歴。
FBI→SWAT(ロス・NY)→ICPO(フランス・香港)→特務部
ってかんじで、出向しっぱなしで、日本にいないんですw
日本にいられると困るような人だったのでしょうか?
職業もの大好き♪なあたしとしましては、ものすんごい経歴なだけに、気になっちゃいますw
なんていうか、喉に詰まった魚の小骨的に気になっていますw
こんなにすごい経歴なのに、結構あっさり嫉妬悶々の竜一に襲われてしまったりw、いろんな意味で遙人を狙う友人・ヴィクトワールに薬を盛られて、国際的テロ組織「DC」に拉致されてしまったりw、個人的には突っ込みたいところも結構ありました(笑)。
「オカマ野郎」から始まり「去勢ゴリラ」というものすごい台詞が遙人の口から出てくるのが楽しいです♪
あと酔っ払った様子が豪快?でおかしいw
ボーイズラブものとしては普通の出来だと思いますが、テンポがよくてさらさらと読めました。
熟読するタイプの作品ではないかと思いますが、さらっと読める内容なので、重たい話を読みたくないときにはいいかなと思いました♪
面白かった度:★★★☆☆
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