キャラ文庫の松岡なつきさんの「FLESH&BLOOD (8) (キャラ文庫)」です。イラストは雪舟薫さんです。
【あらすじ】
フェリペ2世の厳命を受け、海斗の拉致に成功したビセンテ。海斗からは激しく拒絶され、迷信深い水夫達には異端の目を向けられても、ビセンテは真摯に海斗を守り、一路スペインを目指す──。一方、海斗奪還のため、猛追跡を開始したジェフリー。けれど、生涯の親友と信じていたナイジェルから、衝撃の裏切りを告白されてしまう!! 危急存亡の時、二人の絆に決裂の危機が…!?
松岡なつき「FLESH&BLOOD8」感想
待望の最新巻です!!
待っておりましたとも!!
7巻で、ナイジェルの目の前でビセンテに攫われてしまった海斗。
その頃ジェフリーは船の修理に立ち会っていた。
収穫祭が行われている広場で、グローリア号の乗組員と落ち合ったが、そこにナイジェルの姿はなかった。
7巻でナイジェルがジェフリー宛に伝言を頼んだ少年がやってきて、「海斗とホーの丘に行く」と伝言を受けた。
それを聞いていた乗組員達も一緒にホーの丘に行くことになったが、どこを探しても海斗の姿もナイジェルの姿もなった。
ナイジェルは発見されたが、剣で首を固定されて動けなくされていた。
気付けのワインで気を取り戻したナイジェルよりビセンテに海斗が攫われたことを聞いたジェフリーたちは、海斗を取り戻そうと追撃を開始した。
追撃の途中で、ナイジェルはジェフリーにホーの丘で海斗が攫われたのは、自分のせいだと衝撃の告白を受ける。
生涯の友と思っていたナイジェルに裏切られたとショックを隠しきれないジェフリー。
二人の間に微妙な空気が取り巻いていた。
その間に海斗は、ビセンテの船の水夫からは異端の目を向けられ、嫌がらせもされたりした。
そんな海斗をビセンテが真摯に守っていたが……といったかんじのお話です。
まず、びっくりしたのはカラーイラスト。
どひゃー!
気付けのワインを飲ませるのに口移しの場面がカラーに!!
心臓バクバクしました(笑)
ジェフリーとナイジェル。
生涯の友だと誓い合ったのに……ねえ(笑)
ちょっと展開が萌えだったので、非常にニヤニヤ読みました(*´∇`*)
いやね、ナイジェル…あんたも普通の男みたいなことを考えるのね、と(笑)
(↑当たり前だけどね~)
ビセンテ…やはりいい男だ。
ジェフリーとナイジェルの影に隠れていて、いまいち魅力がわかりませんでしたが、今回はビセンテバンザイな一冊でした(*´∇`*)
ですが…彼はジェフリーとは違って、部下に恵まれない男だよね。
それがなんだか可哀想で、彼に花を持たせてあげたいとか思うけど、それだと海斗とジェフリーがラブラブな展開になれないわけで、なんだか私の心境が複雑です(^^ゞ
ビセンテ…彼は本当に誓いを守れるのかな~。
守れなくなったら面白いんじゃないでしょうか(笑)
「海賊船長(ジェフリー)と同じ末路に…」とかいって悶々とするんですよ。
あー!!! 萌えだ(>_<)
ぜひ、そんな展開になることを期待していますが、どうですか? 先生(笑)
ぜひご一考を!!!!!!!
毎回書いている気がしますが、面白いお話だと思います!
骨太で、ストーリーがしっかりしていて、キャラも立っていて面白いと思います。
私が海賊好きというところを除いても、私は非常にお勧めです!
ですが。
歴史ものが苦手な人にはお勧めできません。
また、あまりBL要素は強くないお話です。超エロを期待しているとご期待に添えないかも(笑)
さて、ここからは付加情報についての感想を~★
図書カードか~。
高いよね…ちょっと迷うよね~
でも「限定」という名に弱い。
最近、全プレとかはやってる!?
破産するよ。こんなにあちこちでやられたらさ。
これもドラマCDか~!
どうしよう!
制作元はマリン・エンタテインメントさんらしいですね。
どういうキャスティングになるんだろう。ドキドキ。
今からわくわく待っておりますが、気になる単語が…。
「連続リリース開始」って!?
何よ。
一つで終わらないの!?
どこまで続くの?
もしかして、文庫一冊につき1枚とか!?
お金がもたないようなことは止めて欲しいですが…。
あれ? マリンさんのHPで意地でも探してたら、ちょっとだけ情報がありましたよ!
第一巻が、に…二枚組?? は? 5040円!?
おわ~!
すごいよ。一枚じゃおさまらなかったってことだな…。
まあ、そうだよね。文庫の中身の内容がかなり詰まっているから、一枚じゃ収まらないよね。
脚本的にも。
なんか、舞台裏を知っているだけに何とも微妙な気分になってきました(笑)。
っていうか、通販限定特典がついたらどうしようかと思ってます。
・・・・・・通販に申し込めないわけがあるのです。あわわ~!
面白かった度:★★★★★
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