扇ゆずは「東京・心中」

再婚した母は、新しくできた父親との間に産まれた子供ばかりを可愛がり、自分には関心がまったくない。
母に気づいて欲しい一心でお小遣いを貯めて家出をした高校生のあきなは、そのお金をすられてしまう。
無一文になってしまったところに怪しげな勧誘に会い、三万円あげるという言葉についていこうとするああきなだが、そこにたまたま借金をかかえた無職の千葉凛太郎に遭遇して、千葉凛太郎にたかることに。
凛太郎は、芸能事務所をたたもうとしていた芸能事務所の社長で、あきなのありえない可愛さに我慢できず(？)、CMオーディションに応募するが・・・・・・というお話です。

芸能界ものです！

最近ちょっと芸能界もののBLを読んでいなかったので、楽しく読めました。

あきなはとにかく愛情に飢えている子で、愛されることに慣れていないし、愛されるとも思っていない。
アイドルは人から愛でられる職業だから、自分は慣れるはずはないと思っている。

漫画とはいえ、何故かあきなはマジでかわいいのです。
(あたし好みｗ)

凛太郎は、何故か芸能界から仕事を干されていて、芸能界から足を洗おうとした矢先にあきなに出会ってしまって、魅力に取りつかれてしまいますｗ
あまりに可愛いので、CMオーディションにあきなを説明せずに連れて行って、見事合格させる。
そのまま自分は去ってしまおうと思っていた凛太郎だったけれど、あきなの荷物からとあるものが出てきたことで、芸能界の仕事を復帰します。

ここからが、いかに凛太郎が腹黒いかってことがよくわかります。
普通に読んでいれば、頭の回転がよい策士の攻めなんですが、それはつまり裏側から見れば、あきなをデビューさせるためにいろんな人を利用してるってことで・・・・・・ｗ
それが顕著なのが、以前担当していたことがあるアイドルを利用して、自分が仕事を干されている状況を解決しちゃうんですねぇ～

そのアイドル君は凛太郎のことが好きなわけですから・・・・・・
アイドル君視点で見れば、すごい悪い人なんですね、凛太郎は(笑)
(このアイドル君は番外編「六本木・心中」として描かれてました)

まあ、そんな悪い男もあきなにどっぷりはまってしまって、いろいろトキメキラブなポイントがあたし的に満載でした。

一緒のベッドじゃないと一睡もできなかったり、顔を反対にされるとショック受けちゃったりｗｗ
普段はいろいろ作戦練って思い通りになる攻めが、受けにだけ翻弄されるとかいうのが好きなんで、個人的には面白く読めました♪

最初は苦手なテンションの漫画かと思いましたが、読んでみたら食わず嫌いだったことがわかりました。
タイトルだけじゃわかりませんが、続いていますｗ

面白かった度：★★★★☆