梶本潤「水の輪郭」

ジュネコミックス梶本潤さんの「水の輪郭 (JUNEコミックス ピアスシリーズ 95)」です。

【あらすじ】
揺れる想いが今、水輪のように重なりあう
渇いた胸に染みていく男達の本気の恋
幼なじみに想いを寄せてもそれはかなわぬ恋だった…
表題作をはじめ「月と専制君主」「最高の恋人」他全6作品を収録!描き下ろしもプラスした濃厚作品集!!

梶本潤「水の輪郭」感想

かなり昔のコミックスです。
2002年のものになります。

懐かしいー!!

イラストとハードなのりで、好き嫌いが別れる作家さんかなと思うんですが、何気に私は大好きなのです(笑)
ストーリーはあるんですが、兎に角ですね…ハードなのです(*´∇`*)
好き嫌いが別れる理由は、絵柄かな(と、私は思います)。
苦手な人は苦手だと思うのです。
受けも身体つきがしっかりかかれてますし、イラストが結構しっかりしているのです。

水の輪郭

叶わないと思いながらも親友に恋心を抱いていたが、親友が自分の母親を好きなのだと知り、自分の恋が終わったことを知る。
耐え切れなくて自殺を図ったが、死ぬことができずに、歩けない身体になってしまった。
それから寝たきりの生活になり、親友は母を訪ねるついでに見舞ってくれるが苦しい気持ちをどうすることもできない。
そんな中、自分に恋する男を見つけて誘うが、本当は親友を好きなのだとばれてしまい、ずっと嫉妬されている──こんなお話です。

攻めがですね、初めはウブ(←死語ですかね?)だったんですが、突然がらっと変わるんですね。
そこがいいのです★

月と専制君主

美術が大好きで絵ばっかり描いていたが、高校時代に優等生から告白されてしまう。
「気持ち悪い」といって軽蔑するが、それから何年か経ち、路上で似顔絵を描いて暮らしているところに絵を売ってくれといって、その男がやってきた。
一緒に暮らすことになるが、なかなか一歩を踏み出せない──というお話です。

ちゃきちゃき!

女好きで二度の離婚経験と二人の息子を持つ男は、ホスト家業で稼いでいた。
しかし、なにぶん男手一つでは面倒見切れず、親友のお蕎麦屋さんで預かってもらっていた。
お蕎麦屋の跡取り息子は、実はホストにずっと片思いをしていて──というお話です。

アットホームなかんじの話で、浅草下町の雰囲気が出ていて、何気に一番これがお気に入りです♪

最高の恋人

一年前、中途採用したデザイナーが突然退職してしまった。
何故かそれから忘れることができず、どうしているんだろうと思っていたら、路上で寝ているところを見つけた……というお話です。

告白はそのあとで

水泳のインストラクターのいい男二人は、何につけても競う中だった。
ある日、水泳勝負をしていたら、突然溺れて、人工呼吸をするが──!?というお話です。

いや、これはですね、どっちが攻めなのかと思ったんですが…そうか、君が受けか。
私はどうも…ねえ(笑)。
そういう判断が苦手なようで、ちとわかりませんでした(^^ゞ
読んでてびっくり(笑)

カゲキな天国

家を留守していたら家事にあい、住むところがなくなってしまったので、住み込み家政婦のバイトを始めようと思い、面接に行ったが……というお話です。

いや、これはですね…やはり私は攻めと受けを見る才能がないのかも。
攻めだと思ってたら、なんと受けとは!!
超びっくりしました(笑)
そうか、ああいうのも受けなのか。ちとびっくり(笑)
3Pものでした。

ちゃきちゃき ZIGZAG

『ちゃきちゃき』のその後です。

あれから5年が経ち、子供達も成長していた。
長男はちなみに中学生になっていた。
父が父なら子供も子供。
超父親似で女好きなお子様になっていた(笑)

いつの間にか夫婦っぽくなっている二人が面白いです(笑)

何気に最後のあとがきには、あのボボさんがいらっしゃいます(笑)
どなたかわかりますか? 『春抱き』の方ですよ(笑)
何気にいつも空きページで描かれている旦那さんのエピソードが好きなんですが、この巻ではちょっとしかなくて残念でした(笑)

BLに理解ある旦那でいいな~と。
そして可愛い旦那でいいな~と(笑)。

私は理解ある旦那をうらやむ前に、旦那をゲットしないといけないんですが…ねえ(苦笑)
あと、梶本潤さんのHP、現在閲覧できないんですよ…

サーバーがダウン中みたいで、アクセス認証になっちゃうんです。
BBSだけ見れるようなので、BBSをチェックしてますが…(^^ゞ
早く復旧するといいな?と思ってます。

面白かった度:★★★★☆

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