アズノベルズの篠原まこと
さんの「千夜一夜に口説かれて
」です。イラストは稲荷屋房之介
さんです。
桐野流香道の次期宗家として期待されている和は、楚々とした美人の25歳。外務省の友人に頼まれ、嫌々ながら列席したパーティでアラブ某国の王子様、アズィーズに一目惚れされ・・・。おしのびで訪日した王子様につきあわされて連日の熱いデート攻撃。拒みきれず、ついに蕩けるような一夜を共にしたのだが・・・。目覚めると、そこは砂漠の王国で―なんと拉致られた!?書き下ろしアラビアン・ハードロマンス。
篠原まこと「千夜一夜に口説かれて」感想
アラブの王子×香道の次期宗家です。この本で一言。
和、流されすぎだから!!
桐野流香道の次期宗家・和は、外務省の友達にムリヤリ頼まれて、海外で香道の講演をしたりすることも多かった。
今回はパーティで香道について話をすることになったが、そこにアラブの王子様・アズィーズが来ていて、香道に興味があったのか、講演が終わったあと、和に話しかけてきた。
その場は当たり障りのない話をして別れたが、その後王子が日本へ来日してきて、そのときの案内人を和に指定してきた。
またもや外務省の友達に頼まれて、一応引き受けるが、王子はあの手この手で和をデートに誘う。
その場だけとついていく和だが、ついに?流されるように一夜を共にしてしまう。
日本に王子が滞在する最後の日、和が寝た隙を見計らって攫われてしまい、起きると砂漠の国に来ていた。
日本に帰りたいことを訴えるがもちろん聞いてもらえず、王子の許可がないと出国できないようになっていた。
王子の御付の人・ラフィークは、王子に忠誠を誓っているために、王子と和の仲を認めることが出来ず、「日本に帰りたい」という和に「帰りたいなら死ぬしかない」と言って短剣を渡すが・・・・・・!?というお話です。
香道は最近ちょっと気になっていたので、そのあたりの記述は興味深く読みました。
しかし、流行のアラブものも、これだけ読むと(感想は書いてないけど結構な冊数を読んでます)そろそろお腹一杯に・・・・・・。
そして、今回もワンパターンで気付くとアラブに到着していました。
ラフィークは、王子の側近?御付の人で、王子をもちろん尊敬していた。
忠誠を誓っているために、王子の将来のためにならない和を排除しようと頑張りますが・・・小さい子のイジメみたいだったな~(^^ゞ
また、短剣をラフィークが和に渡すんですが、ツメが甘くてね・・・(^^;)
用意周到なのか、抜けてるのかいまいちわからない人でした(笑)。
和(受け)が非常に流されて生きてるタイプで、自分もそういうタイプなので、同属嫌悪?か、なんかイライラしてしまったり(T_T)
いやね、BLの世界くらい現実逃避したいのにな~と。
王子は、お話の大半は「私」なんですが、くっついたあとのそれからの話では一人称が「俺」に。
「俺」と言ってるほうが好みだな~ワイルドで。
いや、使い分け?もいいよね~(←私の意見がどっちつかずですが・・・)
王子が丁寧語だったせいか、どうも紳士な王子に見えるんですが・・・
(いや、十分自分勝手でエロなんですけどね)
でも私は野蛮なほうがいい!!(←どうどうと言いすぎ)
多分物言いがワイルドなら、私は満足したのかもしれませんが・・・・・・
・・・ってことで、ちょっと評価が低めに・・・(^^ゞ
一応★は4つついてますが、3.5個くらいの気持ちです。
これはもう、個人の好みの問題ですよね・・・orz
もうちょっと違うアラブものがそろそろ読みたい・・・(^^ゞ
「気付いたらアラブ」っていうのは、もうしょうがないから、せめて受けの設定が強気だといいな~
あと、おしとやかなのもいいんですが、じゃじゃ馬なのも好きなんですが・・・
(自分の好みの問題)
「嫌よ嫌よもなんとやら」のほうが好みです(笑)
面白かった度:★★★★☆
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