愁堂れな「紅蓮の炎に焼かれて」

キャラ文庫愁堂れなさんの「紅蓮の炎に焼かれて」です。イラストは金ひかるさんです。

十年前の事件が、三人の幼なじみの運命を変えた―。
兄の友人・隆一に告白され、無理やり抱かれそうになった和希。和希を溺愛する兄・清己は激昂し、誤って隆一を刺してしまう!!身を隠した清己を守るため、和希は隆一の愛人となることを決意する・・・。そして十年後、父の葬儀で再会した兄は、なんと極道になっていた!!和希と隆一の関係を知った清己の瞳に、暗い炎が燃え上がり・・・。

発売日に購入したのに、長きに渡り封印していた本です。

なぜなら・・・・・・この本は忌まわしき思い出があるのです・・・ orz
(↑フェアの応募券部分の帯が千切られていたぜ事件)
思い出したくないので封印していましたが、やはり帯を見ると暗い気持ちになり、帯は捨てることに・・・・・・。
結局吹っ切れていませんが、やっと読むことが出来ました。

禁断の兄弟ものです。
しかも、ちゃんと血の繋がりがある 兄×弟 です。
兄の友人に告白されて、襲われそうになった和希。
しかし、それを見て激しく怒った兄の清己は、隆一を刺してしまい、そのまま兄は行方不明に・・・・・・。
清己のために、和希は隆一に抱かれることを決意する。
それから10年後、愛人のような生活を続けていたが、父が亡くなり、そこで兄と再会するが、兄は極道になっていた・・・・・・というところから始まるお話です。

実の兄。

BLでもタブーなんでしょうか、実の兄弟設定ってあまりないんですよね。
なので、逆に珍しいなと思ったんですが 

「多分義理だろう」 

と思っていたのに、本当に本当の兄弟で、ちょっとびっくり (゜ロ゜;

しかし、兄が10年後に登場って・・・・・・なんか時間が経ちすぎでは!!?とか思ったり(笑)。

最後も、兄と一緒に生きていくみたいな展開になってましたが、兄の組の人間は変だと思わないのかしら(笑)
男同士というだけでなく、兄弟ですからね~(^^ゞ

何に対しても後ろ向きな考えの弟ですが、兄への気持ちだけは前向きにぶつけていきます。
弟君が大好きで、色々な根回し?をしつつ、10年も独占していた隆一ですが・・・・・・。

弟君が逃げないように、色々大変だね~ (; ̄ー ̄A

極道になっちゃうわりには、弟を好きだと認めるのはいけないと思う、変なところで常識が働く兄ですが、それもまた弟ラブなためでしょう。
個人的には、帯の一件が尾をひいてしまい、純粋に作品を楽しめなかったのが残念 orz

面白かった度:★★★★☆

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