森本あき「深窓の令息を略奪結婚!?」

ラヴァーズ文庫森本あきさんの「深窓の令息を略奪結婚!?」です。イラストはタカツキノボルさんです。

『死が二人を分かつまで。ずっと相手を愛し続ける。それが結婚・・・』
世間知らずの箱入り息子、福永英樹の素敵な結婚像は、見合い相手の凛々しい“男”を前にもろく崩れていった。
「男同士で結婚なんてあり得ない!!」
親へ抗議する英樹をよそに、話は婚前の同棲生活に。
「この一週間の同棲で僕の事を気に入らなければ、結婚を断ればいい」
男同士を不思議と思っていないのか、そう言う謎の見合い相手、平塚淳宏の神秘的なオーラに魅了され、つい頷いてしまった英樹だが、同棲には当然、恥ずかしい「夫婦生活」も含まれていて・・・!!

お金持ちで世間知らずの超箱入り息子・英樹(えいじゅ)は、母親にはめられる形でお見合いをすることになった。
しかし、その母親も手違いがあって、そのお見合い相手が『男』だった!
それなのに、豪気にも男と自分の息子をお見合いさせる母親。
母親の手筈で、すでに結婚を前提にした同棲をする準備まで整えられていた。
相手の男性も英樹と同じように御曹司で遊んでくらしているとかで、一応両親の言いつけを守りお見合いの同棲を受け入れて、一週間後に断ればいいからと、英樹にもお見合いを了承するように言う。
英樹よりもずっと庶民の一般常識に詳しいお見合い相手・淳宏と暮らし始めて、英樹は色々と初めての体験をすることになり・・・・・・? というお話です。

購入してから、もしかしたら本作よりも先に発売されていた「御曹司と政略結婚!? (ラヴァーズ文庫)」の続きなのではないかと焦りました。

あらすじも読まずに買ってるんで、タイトルが似すぎてるかなとびっくりしました。

だから続きだったらどうしようかと思いましたが、どうやら続きではないようで、この本だけでちゃんと読めました。
どうやら作者がタイトルが浮かばなかったからという理由らしいのですが、できればもうちょっとタイトルを変えてもらえると、無駄にびっくりしないでいいんで助かります (^^;)

二人は一緒に暮らしますが、英樹のほうがよりお坊ちゃまでした。
同棲生活なので、お手伝いさんはいません。

可愛くてお金持ちな受け・英樹はなーんもできませんw

どんだけお金持ちなのかはわかりませんが、一般的な用語?も知らないところからすると、かなりの箱入りなようです。
億ションでも生活が不可能なんですw

それに比べて、遊んで暮してるとか言っている淳宏も、お金持ちというわりには料理ができたり、パチンコ知ってたりとか、結構庶民的です。
世間を知らない英樹に、お米のとぎかたを教えたり、一般人が知っている常識をちょっとづつ教えてあげます。

一日目の夜に淳宏に抱きついてきたとかで、早速というか、初っ端から手を出してきた淳宏がお約束w

それは日を追うごとにレベルアップ!(笑)

一週間が経とうとしたとき、部屋で見た映画のDVDがきっかけで同棲生活は突然終わりを告げます。

ほとんど想定内で話が進んでいたのですが、最後の最後でちょっと驚きました。

最初と最後で、英樹の母の肝っ玉の大きさを味わうのもまた一興?ですw

つーか、普通親として、そういう反応はしないんじゃないかと思うんですよね(笑)。

この方の作品は、だいたいストーリー展開が読めたりしますが、気軽に読めるので頭が凝り固まったとき、暗い作品を読みたくないときにあたしは買ってしまいますw
このレーベルでも森本さんらしさが出ていて、ある意味すごいと思いました(笑)

面白かった度:★★★☆☆

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