夜光花「リアルライフゲーム」

幻冬舎コミックスリンクスロマンス夜光花さんの「リアルライフゲーム (リンクスロマンス)」です。イラストは海老原由里さんです。
華麗な美貌の道田桂宏は、八年ぶりに幼なじみの平良と再会する。学生時代には友人の透矢、翔太を含めた四人でよく遊んでいた。久しぶりにみんなで集まってゲームをしようとの平良の提案で四人は集まるが、桂宏は用意されたものを見て愕然とする。そのゲームは、マスの指示をリアルに行う、人生ゲームだったのだ。しかも、ゲームを進めるにつれ、シールで隠されているマスにはとんでもない指令が書かれていることを知り・・・。
指令:隣の人とセックス――!?

夜光花「リアルライフゲーム」感想

幼なじみです。

父親の仕事の関係で出会った4人は、小さい頃からの幼馴染。
みんながお金持ちの家で、お金には困らない人生を歩んでいた。
その中でも銀行の頭取の息子・平良、貿易会社の息子・ヒロ、不動産会社の息子・トーヤは眉目秀麗で頭もよく、学生時代はとてもよくもてていて、ヒロは彼女がいなかった時期がないくらいだった。
あと一人の翔太は三人より二歳下、顔も童顔とあってメンバーの和み的雰囲気だったが、周囲の容姿が整いすぎていたのか、あまり持てなかった。
そんな4人はいつもゲームをして遊んでいた。

奇抜なことを考える平良が思いついて、美しい顔なのに冷酷なトーヤがそれを増長させて、翔太とヒロを巻き込んで、いろいろなゲームをして、負けた人は罰ゲームをさせられることになっていた。
罰ゲームの内容が酷くなってきたあたりから、連帯責任として署名までするようになった。
しかし、その関係はヒロの父親の会社が倒産してしまったことで、突然終わりを告げた。
多額の借金もあり、私立の高校からお金のかからない高校へと転校し、プライドの高いヒロはそれを機会に今まで遊んできた友人たちと会おうとしなくなった。

そして、更に父親が交通事故で死亡してしまい、その葬儀で平良から言われた一言で絶交状態になり、8年が経過した。
8年ぶりに再会した4人は、平良の発案でゲームをやることになった。
その名も「リアルライフゲーム」。
成功しているだろう仲間たちに会いたくもないヒロだったが、自分の仕事がうまくいってないことを平良に知られて弱みを握られてしまい、内容もわからないまま、ボードゲームだという「リアルライフゲーム」に参加することになったが、それはとんでもないゲームだった・・・というお話です。

個人的に超萌え話でした!! O(≧∇≦)O イエイ!!

さすが夜光さん! っていうかんじでした!!
ヒロの設定が、昔の栄光を忘れられない元御曹司で、現在卑屈になっているのもいいですし、どこまで本当なのか言ってることがわからない平良もいいですし、本当に生きてるのか微妙なトーヤもよければ、可愛い設定の翔太もいい(笑)とりあえず、表紙と作家さん買いでした。

いや~、表紙の人数からして複数でしょう・・・・・・!

と腐ったことを考えて買いましたもんw

ゲームのルールは「人生ゲーム」と一緒なのですが、違うところは「リアルライフゲーム」は自分が止まったマスの指示に従うことだった。
マスはシールで隠されていて、めくらないとわからない仕組みになっていて、平良の特注だという。

普通の人生ゲームならチップでやりとりするのに、

「リアル」なので自腹を切ります。

当たり前ですがそんなゲームを怒って止めようとするヒロの予防線として、平良が昔使っていた連帯責任の署名を持ち出してきます。

昔みたいな罰ゲームの署名だと思って、何の疑いもなく署名をしていたヒロ。
ただの署名じゃなく、きちんと見ればかなり詳細な「契約書」になっていて、ゲームを途中で降りた場合は違約金のようなものを払わなければならなくなっていて抜け出せなくなるヒロ。

御曹司だからとはいえ、父親の会社が苦しい状態の翔太も金銭的に余裕もないし、しかも翔太は会社のために結婚を決めたばかりだったので余計なお金もない。

平良はニートとか言って謎なわりに、このゲームのために賞金二千万円用意している。
お金持ちのお坊ちゃまが何不自由なく育ったら出来上がる妄想人物そのもの。

トーヤは父親の不動産関連の仕事に母親の絵画関連の仕事と
収入もあるようでお金に困っていない。
内容的に潔癖っぽいイメージのトーヤこそ怒りそうなゲームなのに、何故か大変お気に召したようで、多額の金額のマスに止まっても平然とゲームをしている。

ヒロは「子牛のが生まれたのでお祝金を貰える」というマスに止まった。
普通の「人生ゲーム」であればラッキーだけど、このゲームは「リアルライフゲーム」。
子牛が生まれたことを証明しなければ、ゲームは進まない。

さらに「恵まれない子供に30万円寄付」などに当たってしまう。

トーヤも「カンボジアに学校を建てる」「プール付の家を建てる」などのマスに止まっているのにきちんと指示をこなしているし、平良は言いだしっぺなので楽しくゲームをやっている。

翔太も「500万円の絵画を購入」と大変なことに・・・

ヒロと翔太だけがかさむ出費に困っていたが、お金がない人は「平良銀行」という借用書を書けば平良からお金を借りられるシステムになっていて、トーヤ以外はそれを利用していた。

そして平良は「温泉に行ってお土産を買ってくる」など比較的マシなマスに当たってはいるものの、決して得をしているわけではない。
何故ならヒロと翔太の借金を肩代わりしているから。

マスには「婚約を解消する」というものもあり、そこに止まった平良は両親が決めた婚約を解消してしまい、すでにただのゲームの範疇を超えてしまった。

その真意は何か──?

ゲームが進展するにつれ、今までの友人関係が徐々に変わってくるところが面白いです。

トーヤは翔太を大切に思っていて、翔太の結婚を心底嫌がっている。
トーヤに存在を否定されたことで、翔太はトーヤへの気持ちを自覚していく。
ヒロと平良はまだシコリが残っていたけれど、子牛が生まれたあたりから、ピリピリした雰囲気がなくなってきていた。

そして、「リアルライフゲーム」は青いゾーン、黄色いゾーンを抜け、禁断の赤いゾーンへ突入する・・・・・・!

赤いゾーンはまさしくBLのためのゾーン!!

赤はエロい指令しかないゾーンだったのです!!~(*T▽T*)/ワーイ
新書版サイズの小説で、しかも二段組。
ヒロ視点と翔太視点で書かれています。
最初はどんな内容かと思いましたが、分量の多さは気にならないで、一気に読んでしまいました。

どんどんと崩壊していくモラル。

翔太の腹をくくってからの壊れっぷりにアッパレ!的なかんじで・・・

いや、翔太よ・・・・・・
それはちょっとやりすぎでは・・・ !Σ( ̄ロ ̄lll) みたいなかんじでした(笑)

あまり色々なことに執着のない平良が思わず心配しちゃうほどにwww
(まあ、心配になったのは翔太のことじゃないんですけど (* ̄m ̄) ププッ)

赤いゾーンでは、読み手にもわかるほどに、意図的に指示が書かれています。

「絶対そうなんだろうなぁ?」と思いながらも、
やはりあの軽い口調のどこまで本当か嘘かわからない平良が最後にあのゲームで望んでいたことを語ってるところはよかったです!!

軽い調子で言ってるわりに、実は超本気的なキャラ、好きです!!w
あとで取り返してやるみたいなトーヤもいいかんじです!!

最初から最後まで、まともなのはヒロだけだったということでしょうかwww

お勧めできない人は、複数が苦手な人ですねw
ちょこっとそういう部分もありますので、そこが苦手な人にはお勧めできません。
あたしは非常に楽しく読ませていただきました♪
(あとがきにあったとおり、ヒロ総受けで読んでみたい気もしますwww)

面白かった度:★★★★★

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