ガッシュコミックスのタクミユウさんの「どうせ、めろめろ」です。
でも、格好はつけたい。
スタイリッシュな容姿に、どこまでも一途なハートを抱える男たちのセンシュアル・ラブ
モデルの十三(じゅうぞう)は甘い甘い恋人がいる。
かつては男を可愛がる方だった十三が、医者の蜜谷に出会ってからはすっかり可愛がられる方。
「君にメロメロだよ」
と十三のわがままを許して甘やかすけれど、束縛も嫉妬もしない蜜谷はまさに理想の恋人だった。
・・・だが最近、それが何だか物足りない。
まるで十三に執着がないみたいに思えて不安になる。
「メロメロなのは蜜谷さんの方なのに、どーして俺が不安になるなんて!」
プライドゆえ、不安を口にしない十三だが・・・。
近所のレンタル屋で見つけたので、借りてみました。
歩いて1分ところにあるんです。
レンタルって便利だわぁ~!
レンタルだからこそ冒険してみようとか思えますもん。
やっぱり金欠だと、買うものも慎重になってケチってしまうから、新しい出会い?が減っていたので、本当に大助かりです!
ありがとう! レンタル屋!!
どうやら初コミックスらしいです。
元々は同人誌作家さんなようです。
あたしは最近オリジナル系しか同人誌を追いかけないんで知りませんでしたよ。
なので、今後に期待ってことで♪
□どうせ、めろめろ
男も女もどっちでも可の売り出し中のモデル・十三(じゅうぞう)には、年上の男の恋人がいる。
今までは可愛がるほうだったけれど、大人の男はわがままを聞いてくれて楽なのだ。
医者の蜜谷に甘えまくりの十三だったけど、昔可愛がっていた男が蜜谷にはたくさんの子猫ちゃんがいると聞いて・・・・・・というお話。
いつの間にか自分だけは特別というか、メロメロになってもらいたくて、でも自分が蜜谷にメロメロだとは知られたくない意地がいいかんじでした。
更に蜜谷も別に大人の男として余裕があったわけではなく、嫉妬とかしたら逃げられそうだと思っていただけという、要するにお互いがメロメロなお話でしたw
□意地っ張りという点において
三ヶ月前に付き合い出した哲と上総。
しかし、逢ってないのも三ヶ月だったw
哲と上総は幼なじみで20年以上一緒にいる。
三ヶ月前に上総から付き合おうと言われてOKしたけど、哲は今までもそれくらい逢わないことはあったし、特に問題ないと思っていた。
だけど、哲は上総が道端で女といちゃいちゃしているのを見てしまい、ショックを受けた自分にショックを受けてしまう。
それで女友達に相談するが・・・・・・というお話。
何気にこのコミックスの中で一番気に入っている話です♪
女友達がまたいい味出しているんですが、こっちが突っ込んで聞きたいことをみーんな聞いてくれてるんで、助かりますw
哲は上総に対してどういう気持ちを抱いているのかまったく理解していなくて、恐ろしく自分の感情にも他人の感情にも鈍感な天然です。
そして上総はそんな哲を大好きなんですが、この男も意地っ張りで好きとは絶対に言わない。
一番最後で、上総が鈍すぎる哲を自分のものにするために仕組んだことがわかるんですが、そこがとても気に入りました♪
□歯科医中沢の苦悩と煩悩
患者の脅えた顔が大好きな歯科医・中沢のところに、大変好みな子猫ちゃん(♂)がやってきた。
いつもならワザと痛くして、その顔の表情を堪能するところが、何故か痛みのない治療をしてしまう。
可愛い患者の弥(わたる)は、小さい頃に歯医者にワザと痛くされたことがあって、それがトラウマになっていた。
そんでもって、そのトラウマの原因が自分だと気付いた中沢は・・・・・・というお話。
・・・・・・怖い・・・・・・!! 壁|]ロ゚;)))ガタガタ!!
そんな歯医者・・・・・・嫌!!!!!
昨年歯医者に通い始めたばかりのあたしには、すんごい怖い話でした。
病院に慣れているあたしは、注射や点滴とか、そういうのは全然平気ですが、歯医者は・・・・・・なんか免疫がなくてガタガタブルブル震えているんです。
(比喩表現じゃなくて、マジで・・・・・・)
だから、こんなワザと痛がらせる医者がいたらと思うと、なかなか集中できませんでしたね(^^ゞ
結局、この二人は中沢が患者の弥を口説いているところで終わります。
エロ度は低いんですが、なんかこの駆け引きがよかったです♪
□あらぬ噂がたったとかたたなかったとか
顧問弁護士をしている木村は、会社の社長・橘に毎日口説かれている。
しかもそれは社内公認だった。
木村は橘の求愛を拒絶してますが、20年ほど一緒にいて、橘の間抜けっぷりをフォローしていると、身についた習性うっかり助けちゃったりする。
そんな橘にも結婚話が持ち上がり、木村は当たり前だけど橘を結婚させようとする。
しかし、橘は拒むw
それがまた社内の噂に・・・・・・(笑)。
拒絶する木村だったが、橘のスーツのボタンが取れそうになっているのをうっかり目撃してしまい・・・・・・というお話。
まあ、顧問弁護士の木村がですね、社長の橘の世話を焼きすぎたんですなw
だから、橘は木村がいないと生きていけなくなってしまってて、そして木村もだらしない橘を見るとうっかり世話をしたくなるというかんじです。
最後は、だから「責任取ってムコにしてもらいマスv」宣言を橘は社内にするんですが、女性社員も聞き耳を立てていてめでたしめでたしw
※ちなみにエロはありません。
ありませんが、それがまたいいかんじですw
□あらぬ噂が立ちました。
バカ社長・橘と顧問弁護士・木村のその後。
木村はあちこち行くたびに、橘との結婚おめでとうと声をかけられて、イライラしていたw
しかし文句を言いながらもきっちり橘の世話を焼きまくっている木村に、橘はいっそ嫁になって欲しいと思うのでしたw
これまたエロはないんですが、夫婦漫才のような掛け合いが楽しいです♪
□最高のサービス
ホテルのコンシェルジュ・森生は、客の神谷に猛烈アタックをされていた。
だけど、うまく交わし続けていた。
突然神谷はホテルに泊まりたい森生指名でやってくる。
そのオーダーを受けていた森生は、神谷の罠にはまってしまい、ホテルの部屋で一緒に食事をとり、そのまま頂かれてしまうが・・・・・・というお話。
これは、頂かれたあとの森生がすごいんです!!
なんていう二重人格(笑)
変わり身の早さが楽しいんです。
そして、お仕事モードに入るときの態度の豹変も(笑)。
言葉では説明できません (*´艸`*)
□刺青
刺青の彫氏・青次は、自分を変えたいという男・由宇に刺青を彫ることになった。
そして、由宇はいつの間にか青次に夢中になったけど、二人の関係が刺青が彫り終わるまでだということもわかっていたが、それでも気持ちを止めることができないというお話。
ま、ここでも実は「めろめろ」という言葉が出てきます。
由宇一人の想いではなくて、青次がめろめろだと思っています。
あっさりしてるようで執着してるかんじが、個人的に萌えでしたw
□めろめろなひとたち
「どうせ、めろめろ」と「歯科医中沢の苦悩と煩悩」のその後のミックス話。
蜜谷が十三との待ち合わせで待っていると、そこに可愛い弥を発見して、ナンパをするというお話。
中沢と蜜谷の意外な遺伝子がわかりますw
面白かった度:★★★★☆
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