トジツキハジメ「白猫」

GUSHコミックストジツキハジメさんの「白猫」です。

警戒心の強い、ネコみたいなあの子。 
ゴーインに触ってはいつも逃げられる。
でも、気付くとそばにいる。 
「あんたが好きだよ」なんて言われたら、気持ちいいコトしてあげたくなるじゃない。 
キュートHたっぷり!
描き下ろしも加えた待望の初コミックス!!

昨年のコミケ70(2006年夏コミ)で運命的な出会いをした(一方的に)トジツキハジメさんのコミックスです。
たまたまJuneスペースを闊歩していたら、素敵な表紙の同人誌を発見して、お名前とかそのときは知らなかったのですが、衝動買いしたのです。

こんな素敵なマンガを描く人が素人なわけない!!

と思い込んで検索してみたら、やはり商業でもお仕事されている方でした!
その出会った同人誌の感想を非常に書きたくてたまらなかったのですが、まずは何か商業誌のコミックスを読んでからじゃないと順番がおかしい・・・・・・と些細なことを気にして、先にこのマンガの感想をアップしてからと思っていましたw

ちょっと思ったのは、このコミックスは表紙で損してる気がしてるんですが・・・・・・
あたし、コミケ会場で運命の出会い?がなければ、ノーチェックのままで人生終わってたかもしれませんもん。

もったいないなと。

□白猫

獣医×高校生です。

獣医は電車の中で爆睡していて、終点になったことに気付かなかった。
親切な高校生が教えてくれた、なんで優しい子がいるんだと思ったら、介抱泥棒だった・・・・・・というお話。

介抱泥棒な高校生とは、その後再会します。
野良猫が怪我をしていたからと動物病院に猫を運んできたところでね。

まるで高校生のほうが野良猫みたいなかんじでした。

んで、だんだん獣医に近寄ってくるのですw

猫のような高校生に好かれたければ、大人しくしてることだと、病院の椅子で居眠りしてるとすりよってくる高校生w

これはいわゆる「襲い受け」の一種なのでしょうか?(笑)
女の子の眉毛が意外にしっかり描いてあるところが気に入りましたw
(↑チェックポイントがBL的じゃなくてすいません)

□Sweet days

高校生×高校生で幼なじみの再会ものです。

小さいときにいじめられていた男の子をいつもかばってあげていたのですが、再会してみたらヤンキーになっていた・・・・・・というお話。

泣き虫で弱虫なあいつが、再会してみれば大型犬に成長していた。
しかもヤンキー!

しかし、ヤンキーになってしまったのは、副産物でしかなくて、本当は泣き虫だった頃に最後の別れの言葉がきっかけだったのです。
このヤンキーがヘタレヤンキーでナイスです♪

こんなに大きく成長した元いじめられっこのヤンキーを可愛いと思ってる受けもナイス♪

□and sheep

科学者×高校生です。

科学者は、昔は神童と言われたほどの天才なんですが、年を取れば普通の人?ってことで、なにやら家にひきこもって実験をしているひきこもりのような男になってしまった(しかもヒゲオプション!)。
猫に話しかけてみたけれど、やっぱり動物の言葉なんてわかるわけがないという高校生に、科学者はDNAをいじれば可能だと力強く語る。
科学者の家でご飯を食べて帰り、そして朝・・・・・・途中で起きた高校生は自分の身体の異変に気付いてびっくり仰天する。
自分の頭に動物の耳がついていた・・・・・・というお話です。

高校生の頭に出現したのはなんと羊の耳でした。
鬼だと騒ぐ高校生にはまだ尻尾は生えてなくて、科学者は更に薬を投与するw
さすがに怖くて帰れない高校生は、科学者の家に泊まり、そして深夜・・・・・・とうとう尻尾が出現します。

大喜びする科学者と、意地悪ばっかりすると言って突然泣き出す高校生。
意地悪じゃなくて、可愛いから構っているだけだったというものでしたw

そして、DNAに反応させた動物が、そのへんにいる犬や猫ではなく羊であるという理由がいいです!
何気にこの話は結構好きです!

□秘密の話

高校生×高校生の同級生ものです。

河森は、ホモを毛嫌いしている依を好きだったけれど、その気持ちは隠していた。
依は、そんな河森の心情をしっていてそっけない態度を取っていた。
でも夢では河森をしっかりと受け入れている。
ある日、河森のことを好きだという女のこが近づいてきて、依の気持ちが動き出す・・・・・・というお話です。

何気に萌えなお話でした♪

このお話で特に思いましたが、間の取り方がうまいなと。
台詞なくても妄想できますから?(笑)。
放課後のシーンとかいいです!!

「依が嫌だっていえばあきらめられるのに
・・・嫌じゃないからわかんない…」

ぎゃー! 萌えよー!!

ラストもいいですっ★

□エンドレスエンド

高校生×高校生です。

お正月に外に出ると、周りに誰もいないかのようにシーンとしていて、まるで世界の終わりのよう。
そんな日に、普段は接点がない阿久津が水本を見かけて声をかける。
せっかくだからご飯を食べに行こうと阿久津が誘って、そこから二人の関係が動き出す。
でも、その後学校で会っても水本はそっけない。
夜に会うと水本は可愛い。
阿久津は水本に、好きかもしれないと告白するが、水本は「誰もいない状況で会うから 好きだと錯覚するんだって」と答える。
夜、誰もいないところなら、好きだと思うかもしれないと答えた水本に、阿久津は夜付き合うことになるが・・・・・・というお話。

会えるなら夜だけでもいいと思ったのですが、阿久津はどんどん水本にひかれていって、夜だけでは足りなくて昼も会いたくなってくる。

「夜だけ」と答えた水本の気持ちが途中でわかります。
この話も好きです♪

□夏休み

「Sweet days」の描きおろしです。
ただの人間違いなんですが、やっぱりヤンキーはヘタレで泣いてるし、いいかんじでしたw

総合的に可愛い系のお話が多くてエロ度は低いと思いますが、あちこちの感想で高いと書かれている方もいるんで、そこが意見の相違ですね・・・・・・

あたし的には高くないし、しっかりはっきりとエチシーンを描いている!と断言できるほどでもないと思ったんですが、そこは既に感覚が麻痺してるんでしょうか?(笑)

別にエロ度が低い=面白くないというわけではないので、別に問題ないですが、あたしはエロいことを求めて買う場合には、お奨めしないかなと思います。

台詞とか少ないタイプで、雰囲気とかからいろんなものを妄想する人向けかなと思ったりします。
個人的にはコマ割りとか、好みです♪

面白かった度:★★★★☆

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