ダリア文庫の上原ありあさんの「偽りと情熱のクルーズ (ダリア文庫)」です。イラストは氷栗優さんです。
【あらすじ】
『淫らな七日間のはじまりだ』
大学生の雪耶は富豪の友人に身代わりを頼まれ、ヨーロッパの海をクルージングする客船の旅をすることに…。
富豪の息子として振る舞う雪耶に、戯れの恋を仕掛けるギリシャ人の大富豪、セフィエス・パパンドレウ。彼との束の間の関係は、旅が終わればすべて消えてなくなるはずだった。しかし、昼と夜と情熱的なセフィエスにすっかり魅せられた雪耶はいつしか本気で恋をして―。
上原ありあ「偽りと情熱のクルーズ」感想
大富豪×大学生です。
同じ大学の友人の身分は富豪で、夏休みに船旅をしなければならなくなったが、現在実験しているものを手放さなければならず、非常に悩んでいた。
そんな話を聞いた雪耶は、その友人のかわりに自分が行くと安請け合いをし、ヨーロッパの海をクルージングする船に乗ろうと単身海外へ行くが、あまりの豪華ぶりに気後れしていた。
意を決して乗ろうとするが、本人である証明が必要になり、身代わりで来た雪耶は船に乗ることができずに困っていた。
そんなとき、大富豪のセフィエスという男が身分を保証してくれて、船に無事乗ることが出来たが、それをネタに抱かれてしまうが……というお話です。
何故か途中で読めなくなってしまった本です。
別にどこが悪いということはないのですが、どうも一度読んだことがある印象だったんですが、何かのBL小説と、著しく内容が被っている気がして、展開が超見えてしまって読むのに苦労しました。
こんなことはほとんどないので珍しいです…orz
読むのに苦労した理由は、なんてことはないBL的お約束な展開についていけなかったからです。
雪耶は大学生なんですが…簡単にセレブのパーティに身代わりで乗れるわけないのに、そんなこともわからなかったんでしょうかね……。
あと、友達だってお金持ちなはずなんで、身分証明ぐらいあるのがわかりそうなものなのに…とか思ってしまって駄目でした。
初めでつまずいてしまったので、話が進んでもお話の世界に入れず、更には萌えも感じることができませんでした。
うーん。残念。
面白かった度:★★★☆☆
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