シャイノベルズの英田サキさんの「君のために泣こう (SHYノベルス)」です。イラストは北畠あけ乃さんです。
【あらすじ】
「本気で嫌なら抵抗してみろよ」
父親がなくなり、ひとりぼっちになってしまった静一の元に、ずっと離れて暮らしていた弟の亮介が帰ってきた。すっかり大人の男に成長している亮介はまるで知らない人間のようで、静一は落ち着かない。そんなある日、酔った静一は男とホテルに入るところを亮介に見咎められ、越えてはいけない一線を越えてしまう。こんなの許されない、例え血が繋がっていなくても…煩悶する静一に情熱を隠さない亮介だったのだが…。
英田サキ「君のために泣こう」感想
この本を読んでなかったのを忘れてました(笑)。
未読本が自宅に少なくなってきて、そろそろ何か買わないとな~とBL本を整理していたら、発見されたのがこの本。
私は、基本的に購入してもあまりあらすじを読まない派なので、一体どういう本かもわからずに放置されていたのですが…読んでみたら、なんと好みのお話で、これまた時代に乗り遅れたようなかんじがしました(笑)。
放置していた自分を恨みます(苦笑)。
義理の弟×兄ものです!
兄弟ものは結構…いや、非情に好物です!!
BLという設定は禁断なのでしょうが、すでにこれだけの供給があると、なんだか普通の設定な気がしますし、お話自体がBLであるという前提の上に成り立っているものが多いので、こう読んでいてあまりドキドキしないので、ドキドキできるお話の設定ということで、兄弟ものが好きです。
必ず悩むからね。
兄弟なのにこんな特別な感情を抱いてしまって、どうしようと(笑)
その悩む過程が好きなのです。
他のBLの設定でも、もっと悩んでくれれば、何を買ってもあたりなんだろうな~と思ったりしている今日この頃(笑)。
さて、感想ですが、この本でもしっかりと血の繋がっていない弟への恋心に悩む兄の姿が書かれていて、個人的には非情に萌えなかんじでした(笑)。
兄が苦悩し、弟は結構はっきりと自分の想いを自覚しているというパターンも大好物です(*´∇`*)
兄は不安に思いながらも弟とラブラブになり、またやはり男同士である以上に兄弟であるということで、弟の将来を考えて弟を振る場面や、さらに後悔してもう一度弟とよりを戻そうと頑張るところがよかったです(≧▽≦)
面白かった度:★★★★★
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