リーフノベルズのあすかさんの「唯我独尊な男 (リーフノベルズ)」です。イラストは木村メタヲさんです。
【あらすじ】
『史上最凶の唯我独尊男、降臨!!』
科警研という慌ただしい職場の中でも、平穏な毎日を送るエリート研究員の恭夜。ところがそれを破る者が現れた!
──一度見たら忘れられないほど強烈な美貌、しかし、凄腕の交渉人としてその口から出る“言葉”は史上最凶の武器!それを操る男の名こそ、ジャック・ライアンという。彼の半端じゃない求愛から逃れるため帰国した恭夜だったのだが、ジャックの天才的な頭脳と口からは逃げるすべもないっ!!恭夜を恋人だ、と言い張るジャックだが、その言葉の裏には何やら秘密めいたものが―。リーフノベルズ小冊子「袋とじ! しっぽり濡れた恐怖の午後」
あすか「唯我独尊な男」感想
交渉人×科警研の研究員です。
あすかさんの「唯我独尊な男」は、サイト連載されてからあすかさんが作家さんとしてデビューされる前に書かれていたのを、ずっと必死に読んでいました。
もう、超大好きな作品で、結構思いいれもあります。
続きも出ていますし、ドラマCDも出ていますし、いつかは紹介しようと思っていた本の一冊です★
あらすじからだと、この本の本当のあらすじ(?)はわからないかな~と思います。
一見して、ジャックが恭夜をムリヤリ強姦して、口説いているようなお話で、そのあとどうやって恭夜が落とされていくかという話かな?と思ったりするんですが、実は違うんです!
ジャックが妄想激しい話に見えますが(いや、確かにそうなんですが)、そういう妄想ではなく、ちゃんと本当のことを言ってますが、秘密も多い男です。
ちょっとだけネタばれすると、恭夜は過去にとある事件に巻き込まれたことがあり、その後遺症を背負って生きています。
それは本人は知りません。
知っているのはジャックだけ……。
とても奥が深いお話かなと思います。
そしてジャックは、本当は一途で健気?な男なのです。
あんなに深い愛はないですね~!(多分w)
愛というか執着というか。
これだけ読むとわからないんですが、たまにあるジャック側からのエピソードを見ると、ジャックの言い分も筋が通っているな~と思うんですが……恭夜側から見た話で物語りは進んでいくので
「うわー!ジャックみたいな男がいたら嫌だな~」
と思って読んでしまいます(笑)
本当はジャックも苦労してるんだろうけどね~
傍から見てたら面白いけど、実際に関わることになったら苦労しそうだな~とw
でも、やはり唯我独尊ですよ。
あの思考回路はついていけない(笑)
一部話の切り替えがわかりにくいところもあったんですが、本になるにあたって、ちょっと修正されてますね。
私はちょっとわかりにくい箇所があって、何度か読みましたが、(T_T)な顔で読んでました。
うーん。面白い。
個人的にはお勧めな一冊ですが…深く読み込みたくないときはお勧めできないかも。
ずっと気になっていたのですが、木村メタヲさんの「1号」とか「2号」とかなんなんでしょうか?
どういう違いがあるんだか、いまいちわかりません(^^ゞ
面白かった度:★★★★★
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