ゲンキノベルズの榎田尤利さんの「無作法な紳士 (ゲンキノベルズ)」です。イラストは金ひかるさんです。
【あらすじ】
『人気作家・榎田尤利が描くBL版「プリティ・ウーマン」!?』
九重財閥の長男・桜彦は、後継を狙う姉の企みで雪山で遭難しかけたが炭焼職人の克郎に助けられる。真っ黒なヒゲ面で口も悪い克郎だが、実はかなりの美男子。桜彦は姉を克郎に惚れさせ、後継争いから脱落させる作戦を思いつく。粗野な克郎を紳士にすべく各種特訓が始まる中、なぜか桜彦がドレスを着てダンスの相手をすることに。いつしか克郎に惹かれていく桜彦だが、彼はあくまで姉を落とすために用意した男で…。権謀術数、陰謀渦巻く危険な駆け引きの勝者は―。
榎田尤利「無作法な紳士」感想
髭は好きだけど、ここまでの髭は…!!
…って思ったら、ちゃんと剃ったよ(笑)
方言は本当に難しいですね。
うちの父の田舎が山形なのですが、やはりこんなかんじの言葉なので、電話がかかってくるとさっぱりわかりません。
ちんぷんかんぷん。
田舎で免疫があるのか、結構わかりましたが…ヒアリングは難しいよ。
本当に英語のほうが、言っている意味はわかるかも(^^ゞ
でも、「方言だ」という認識がないと、理解はできませんね。
心の準備は大事です(苦笑)。
御曹司の桜彦は色々カルチャーショックを受けますが…わかる!!
特にトイレ!
本当に未だに水洗じゃないところもありますが、水洗じゃないということ自体が問題なんじゃなくて、別のことが問題。
トイレだけ外の離れにあったり(夜中超怖い…)
男性トイレ?はバケツだったり(足だけ見えるからいたたまれない)
まあ、今も田舎は水洗ですが、建て直す前は江戸時代の農家だったので…納屋とか怖かったです。
意味不明なものが置いてあって……
これはおいておいても、野生的?なのか台詞も紳士ではなく、寧ろ私的にはある意味男らしくて格好よかったです(笑)。
漢らしい!
だって、なんでもストレートに言うんですもん。
最後の口説き文句まで漢らしかった。
BLに登場する人で好感が持てる攻めって私的に珍しい。
現実世界であったら惚れるかも!??(笑)
回りくどい口説き文句を楽しみにしているとがっかりするかもしれませんが、これはこれでよかったです★
克郎の考えていることがもうちょっとわかるとよかったな~とか思います。
結局克郎は男もOKな人だったのでしょうか?
それとも桜彦は特別で、それ以外は男は駄目なのでしょうか?
変なところが気になりました(^^ゞ
面白かった度:★★★★☆
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