榎田尤利「誓いは小さく囁くように」

大洋図書シャイノベルズ榎田尤利さんの「誓いは小さく囁くように (SHYノベルス 132)」です。イラストは佐々成美さんです。

【あらすじ】
「もう、認めるしかあるまい。こいつをとても可愛いと思っていることを」
結婚も永遠の愛も信じていない、ウエディングプロデュース会社社長の若宮瑛児は、ある夜、ひとりの酔っ払いを拾った。顔は可愛いが態度は実に可愛くない、現在スランプ中の天才マリエデザイナー・智夏だ。スーツを汚した代償に、若宮の会社に住み込みバイトをすることになった智夏だが、おまけに結婚を神聖なものと考える智夏と若宮はまったく反りがあわない、はずだったのだが!?幸福の連鎖をあなたにも。

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榎田尤利「誓いは小さく囁くように」感想

ブライダルものです。
ブライダル会社社長×マリエデザイナーです。

ウエディングプロデュースの会社社長をやっている若宮は、職業柄のわりに永遠の愛や結婚を信じていない、完璧主義の現実的な男だった。
そんなある日、夜道を歩いていると転がっていた酔っ払いを踏んでしまった。
おろしたての高級スーツに身を包んでいた若宮は、汚い格好の酔っ払いに触りたくなくて、そのまま放置して通り過ぎようとしたが、柄の悪い二人組みにお金を取られそうになったり蹴られたりしてるのを見てみぬふりができずに、うっかり助けてしまう。
酔って意識がない酔っ払いの男に、吐かれてしまい、スーツは吐瀉物まみれに……。
弁償させようと、とりあえず会社の休憩室に連れていき、翌日目を覚ました男──智夏に弁償させようとしたが、男は無職だった。
景気のいい若宮の会社で働いてもらうことにしたが、何をやっても才能がなく……というところから始まるお話です。

とりあえず、攻めは仕事がバリバリできるタイプで、料理も上手な何でもできちゃう完璧なやつでした。

禁煙と結婚はするつもりはない信条だったが、智夏と接するうちに自然と暖かい感情が芽生えていきます。
そして、色々自分に言い訳しているんですが、結局智夏が好きなことを認めていくというかんじです。

また、智夏は非常にうっかりさんで、自分で隠しておきたかったマリエデザイナーという身分がわかることを口を滑らせてしまったり、コピーの紙詰まりが何故か故障に繋がってしまったりと、うっかりが多い人です(笑)
ですが、ドレスを作らせればピカイチというかんじです。

今回の話は、攻めの若宮の視点で書かれていたので、そっちの心情はよくわかったんですが、受けの智夏のほうが何で若宮に惹かれたのかがいまいち理解できませんでした。
(多分私の理解不測…orz)

全体的にふわふわほわほわしたお話かなと思います。
超エロ話が読みたい人にはお勧めできません(笑)。

榎田尤利さんのお話は、当たり外れがなくて、買うときも心配せずに購入できるところがいいな~と思います。

面白かった度:★★★★☆

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