菅野彰「なんでも屋ナンデモアリ」第1~2巻

新書館ディアプラス文庫菅野彰さんの「なんでも屋ナンデモアリ」第1?2巻です。イラストは麻生海さんです。

父の代までは、常連で賑わった下町のリストランテ。
だが店主兼シェフが次男の敦に代わってから、いつしか客足は遠のき、店には閑古鳥が鳴く始末。
幼なじみの寅次郎に夜、賄いのナポリタンを食わせる以外は、客といえば日々高額のワインを開けランチとディナーを食べて行く謎のスーツの男だけ。店の財政は火の車、借金の取り立てもシャレですまなくなる。だがなぜか、その謎の男中川が借金を返済すると言い出し・・・。
※あらすじは1巻のものになります。

ドラマCDから小説に展開する作品っていうのは、個人的には難しいんじゃないかなと思っています。

なぜかというと、ドラマCDだけだと声優さんの魅力でいいかんじに聞こえているんだけど、文章にして読んだときに面白さが伝わりにくいんじゃないかなと、勝手に思っています。
この作品は、知らないで買ったのですが、どうも先にドラマCDが発売されていて、それを元に文庫化されたようでした。

※感想は、ドラマCDは聴いてないものになるので、ちょっと非常に私的解釈になっていると思います。

父の時代にはおいしいと評判だった下町のリストランテ。
だが、代が次男の敦に変わってから、常連客も減り、店に幼なじみの寅次郎と、羽振りのいい謎の男が通ってくるだけだった。
まずい食事しか出ない店で、高級ワインを飲んでいく男に興味を抱く敦と寅二郎だが、店の経営が悪化の一途を辿っているのは止めようがなかった。
ある日、その謎の男・中川が借金を返済するという話になって……というところから始まるお話です。
夢を諦めたことでそれが心にひっかかっている寅次郎と、結婚に失敗しまくっている中川を絡めつつ、経営不振のリストランテの話から、なんでも屋を始めるに至るまでが、お話の内容です。

なんだか話が・・・・・・ありえるんだえけど、本当には人生ありえないんじゃないだろうかと思ってしまって、結構話の世界に入れませんでした。
(↑支離滅裂ですいません…自分でもなんて表現していいかわからなくて・・・orz)

まず、罪滅ぼしとはいえ、まずい店に毎日通う中川が微妙です。
まあ別にいいんですが・・・・・・ そんな理由かよ? とか思ってしまって、私は駄目でした orz

す、すいません f(^ー^;

あと、大人なんだけど、大人としてはちょっと自覚が足りないんじゃないかなと思われる男三人が集まってなんでも屋さんを作る話も、実際に自営業みたいなことをしている私には・・・・・・

「そんな簡単に世の中いきませんから~!!!!」

・・・・・・って思って駄目でした・・・orz

皆どこかしら人生失敗していて、それを何とかしようとしていく前向きなところはよかったんですが・・・・・・
今回は珍しく好みではありませんでした。
ちなみにエロな展開には現在なっていません。
 (↑これが原因ではないですよ (◎o◎;) )

きっと、普通の人が読めば面白いのかもしれません。
(私の現状が特殊すぎるし・・・苦笑)
学生さんとかは結構楽しめそうかな~って思いました。

周囲の話によると、やはりドラマCDを先に聴いてる人のほうが、この話を好きだっていう確立が多いです。
ドラマCDではわかりにくかったところが、小説になってわかりやすくなって、面白い!!って聞いていたので……音の世界と文字の世界の壁?とかが、今回の私の敗因かもしれません。
(まあ、ただの推測ですが・・・・・・)

はまれなかった最大の理由は、やっぱりドラマCDなのかな~ ?(・_・;?
きっとドラマCDを先に聴いていたら、違ったんだろうなと思います・・・・・・(^^ゞ

豪華声優陣だし、音の世界と文章の世界は、捉え方も違ってくるからな~。

面白かった度:★★★☆☆

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