シャイノベルズ
これからは『男』も俺が与えてやる」
嫉妬に狂った弟は、今まで抑えてきた感情を露にした。母に捨てられた兄弟は、不定期に振り込まれる金を頼りに生きてきたが、それは弟・翼久が売春して稼いだ金だった。それを母からだと思い込んで育った兄・海理は堅気の社会人の道を、翼久はホストの道を歩んだ。兄への想いを密かに募らせる翼久は、ある日、海理が男に押し倒されているのを見て逆上する。翼久の怒りは昏く激しい劣情と化して──。
男癖が悪く、たまにしか帰宅しない母を小さい兄弟は家でずっと待っていた。
母親がまったく帰ってこなくなり、食糧もなくなってきたある日、弟・翼久は隣のお姉さんにいたずらをされて兄・海理のためにお金を稼ぐようになった。
兄がお金がなくて退学の道を選ぼうとしたときも、売春で母親からの名義で送金していた。
自分はホストとなり、海理は何もしらないまま普通に就職することが出来たが、翼久はホストを続けていた。
しかし、海理が会社の同僚に押し倒されているのを見てしまってから、翼久の中で押さえ続けてきた想いが溢れて出てしまい・・・・・・というお話です。
兄弟ものは逃げ場のない恋愛もの！！！！(＊＾ー＾)／
兄弟ものは大好物でしたが、これは超好物というほどでもなかったです。
でもでも、読み始めたら超スピードで読み終わりました。
要するに貪るように読んだってかんじ？(笑)
好きな部分もたくさんあるんですが、最初の設定がちょっとあたし的に気になってしまってダメだったようです。
母親が小さい子をほったらかしってのはよくあると思いますが(設定的にということね)、近所の人は何も気づかなかったのでしょうかね？？
普通、児童相談所に通報されませんかね？
つーか、ＢＬでそんな普通のこと考えるなよってかんじですよね(笑)
執着系も好きなんですが、ボディピアス系は苦手です (^^;)
だって痛そうなんだもん(苦笑)
個人的には、兄の海理を押し倒していたバイの会社の同僚君のほうが好みでしたｗ
いっそのこと、弟から略奪愛をしてくれたらいいのにと思いましたが、海理は弟を選んじゃうんですよね～
ここが兄の人生のターニングポイント。
同僚君を選べば、マイノリティだけどまっとうな道。
弟君を選べば、近親相姦。
だけど、自分のために売春までして頑張っちゃった弟を選んじゃうんだよ、兄は！！
同僚君ももっと頑張ってくれれば、よかったのに(余計に話が面倒になるけど)ｗ
一応禁断の兄弟ものなのに、あんまり禁断だと思えなかったところと、どうせならもっと泥臭いかんじのお話になってもよかったのではないかと思ったんで、個人的にはちょっと勿体ないお話でした。
(あたしの感覚がマヒしてる？？？)
面白かった度：★★★☆☆
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