ラヴァーズ文庫の森本あきさんの「若社長の優雅な休日」です。イラストはタカツキノボルさんです。
【 あらすじ 】
「心を込めたサービスを」
若社長より専属指名で癒しのホテルマン大ピンチ!
「癒しのホテルマン」天野心が勤める山水館は、世界中のセレブが一度は宿泊するという超高級ホテルである。
心はまだアシスタントだったが、休暇でやってきた大企業の御曹司、野矢慎二郎に気に入られ、専属の世話係に指名されてしまう。
慎二郎が泊まる別館は、貸し切り別荘になっていて、滞在中は宿泊客どころか心以外のホテルマンさえもやって来ない。
ふたりきり、そして初めての専属接客で戸惑う心に、意地悪で甘い、慎二郎の罠が…!!
■森本あき「若社長の優雅な休日」
【 感想 】
若社長×ホテルマンです。
ホテルマンとセレブの人たちの中では有名な超高級ホテル・山水館。
一般の雑誌などでは紹介されないが、サービスや対応などでホテル業界やセレブの間では口コミでその名前が広がっているホテルだった。
ホテルに勤めるものは秘密を厳守するため、色々な有名人・著名人が訪れる。
一泊の宿泊費もスイートルーム並の値段であるにも関わらず、予約で一杯だった。
別のホテルで働いていた心は、山水館に引き抜かれ、それから一年の修行を経て、やっとお客様の対応をすることを赦された初めてのちゃんとした接客だった。
その日の宿泊者は、超VIPのお客様でアパレル会社社長の慎二郎。
慎二郎は心を気にいってしまい、部屋づきとして指名をされてしまう。
あたふたしながらも役目をこなそうと必死な心に対し、慎二郎は色々なアプローチをしかけてきて……? というお話です。
必死に電話帳ほどある山水館のお客様情報を覚えた心なのに、その中の野矢慎二郎様の分だけ間違えて覚えてしまって、頭の中は大混乱!
しかし、その初々しい?戸惑いが慎二郎にはうけてしまい、もともと自分の部屋づきとして決まっていた人ではなく、その場で新人の心を指名。
更に戸惑うわけですが、その文章がなんだか…「オレンジロード」っぽくかんじてしまいました(笑)。
「○○だったわけで」みたいな印象がしてしまい、ちょっと一人で変な妄想に走ってしまいました。
お金持ちで頭もよく、仕事もバリバリこなしているらしい慎二郎ではありますが、そういう描写はまったくなく、本当に休日のホテルライフでのあれやこれやがお話のメインでした。
慎二郎の要望で接客は二人きりのときはタメ口となり、段々遠慮がなくなってきます。
初日に身体を奪われてしまうという、なんとも手が早い若社長ですが、一生懸命アプローチしても心に突っぱねられてしまい、二人のわかりすぎるほどにわかるすれ違いがちょびっと涙を誘います。
もちろん最後はハッピーエンドです!
従業員しか知らない情報やマニュアルもありますが、お客様しか知らない情報もあるのです(笑)。
軽く読みたいときにはいいですが、じっくり読み込みたい人には不向きです。
ある意味ライトノベルかなと思います。
(↑非常に用法違いますが・笑)
ラヴァーズ文庫さんの本は、新刊が出れば一冊は手に入れたい。
まあ、二冊しか出ないけどさ(笑)
本を買うと中に入っている「ラヴァーズインフォメーション」を毎回奈良千春さんが絵を入れてくださっているので、それを見て勝手に背景にあるストーリーを妄想するのが楽しいです。
今回の絵の、あの剣道部員達…頭に色々妄想がよぎりました (≧▽≦)
タカツキノボルさん……思いとどまらないんでしょうか…… orz
(雑記が注目です!!)
あんなに素敵なのに…と、表示をしみじみ見てしまいました。
なんで自信がなくなってしまったのでしょうか…いつも私のいい目の保養のイラストを描かれていただけに、残念でなりません。
面白かった度:★★★☆☆
森本あきさん関連商品>>
タカツキノボルさん関連商品>>
コメントを残す