松岡裕太「魔王の虜」

ラピス文庫松岡裕太さんの「魔王の虜 (ラピス文庫)」です。イラストは桜城ややさんです。

【あらすじ】
『むしろ刺激的でそそられるだろ?』
大学中退後、惰眠を貪るお坊ちゃま・健気は父親から取引先企業の社長秘書として社会勉強するよう命じられた。社長の真生は容赦ない性格を発揮し、社会をナメている健気にイチから教育しなおしてやると宣言。少しずつ仕事に興味を持ち始め、真生にうっかりトキメいたりする健気だが、バカな挑発をして真生とカラダの関係に。

松岡裕太「魔王の虜」感想

会社社長×お坊ちゃまです。

二十歳のお坊ちゃま・健気は、大学に親のコネで入学するも一年生を二回行い、学校に行く気もなくなり、大学中退して、家でごろごろ惰眠をむさぼっているどら息子だった。
さすがに自分の息子といえども、こんなに使えないようでは自分の会社は継がせられないと思ったようで、父は健気を取引先の会社社長の秘書として社会勉強するように命じられた。
しぶしぶ会社に行くが、朝は宮下(使用人兼教育係)に起こしてもらい、通勤は車。
遅刻しそうになれば「なんとかしろ!」とか言ってるし…超どら息子のままだった。
会社の初日に早速1時間遅刻してしまうが、悪びれない態度に、今回健気の面倒を見る社長・真生におしおきされてしまう。
これから遅刻しないようにしよう!と固く誓う健気だったが……?というかんじのお話です。

取引先の社長・真生(まお)という名前が「魔王」と聞こえて以来、内心では「魔王」と真生のことを呼んでいたが、うっかり本人に知れるところとなり、お仕置きが……(笑)

非常にライトなかんじのコメディでした(笑)

展開は見えますが、「うわー。超どら息子だ」と思いながら、楽しんで読みました(笑)
私もどら娘に生まれたかったな~
通勤に運転手つきの車っていいですよね~
朝も使用人が起こしてくれるのっていいな~

遅刻しそうなら、使用人怒ればいいんだもんね(笑)

面白かった度:★★★☆☆

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