アズノベルズの観月伽世さんの「灼熱の太陽と砂塵の嵐 (アズ・ノベルズ)」です。イラストは徳丸佳貴さんです。
【あらすじ】
『素直にその躯を差し出すのだ』
ディア神を唯一の神と崇め、国王が絶対的な権力を持つ…豊かな資源の眠る砂漠の王国、サガルティア。パリに住む日本人商社マンの明哉は、神秘のベールに包まれているその国の皇太子と繋ぎをとるべくパーティに足を運んだが…。偶然知り合ったリドワーンと名乗る妖艶な瞳の商人が皇太子その人だと知る由もなく、巧妙な手管に騙されて彼のハレムに囚われてしまうことに…。
書き下ろしハレム★キングロマン♪
観月伽世「灼熱の太陽と砂塵の嵐」感想
アラブの皇太子×サラリーマンです。
一切が秘密で神秘のベールにつつまれた豊かな資源の眠る砂漠の王国、サガルティア。
パリ在住の商社マンの明哉は、その皇太子が出ているパーティに出席させられ、顔を繋げて来いと無理難題を言う上司の命に従い、会場に行く。
しかし、顔写真も名前も知らない相手を探すのは無理。
早々に諦めたが、あまりに自分が場違いだと感じてテラスへ避難する。
そこでアラブの商人と出会い、意気投合して彼のホテルの部屋で飲みなおすが、そこで薬を盛られて抱かれてしまう。
気付くとそこは砂漠の国で……自分が繋ぎを取れと言われたサガルティアだった──という話です。
初めは面白半分で遊びのつもりだった皇太子・リドワーンですが、明哉の魅力にノックアウト!
そして、初恋だったので、自分の気持ちもよくわからないまま、一生懸命口説きます!
今まで王族らしい勝手気ままな振る舞いだったのに、明哉の一挙一動を気にするリドワーンが可愛い!
明哉は自分がハレムに入れられたことは知らず、会社からそこに留まって、サガルティアについて学ぶように指示され、言葉とか文化を勉強しています。
好きだと自覚してからは、サガルティアにいるのが辛いというのも、いいかんじでした(≧▽≦)
アラブものは結構相手のことを考えずに、自分の欲望のままに突き進んで、快楽に酔わせてゲットさせようというのが多いですが、リドワーンが本気になってからは明哉を尊重しているところがいいなと思いました♪
結末も私は新鮮で面白かったと思います!
※本の感想とは関係ないこと
まさかこの方までデビューするとは……!!
もう、本当にびっくりでしたよ……!!!!!
好きなサイトさんだったんで、隠してたのに…!!
(コピー本のゲット率が下がると嫌だからというセコイ理由で)
だって、この方が同人誌出されてから、
ずっと1冊残らずゲットしてるマニアですから!!
私のネット作家さんチェックリストから、どんどん商業に行ってしまい、普通の人を探すのが困難になってきました…(^^ゞ
喜ばしいことですが、ちょっと寂しい。
そんな複雑な気分ですが、頑張ってほしいものです。
今回出てきた瀬野商事は別のネット小説で出てきます。
そっちはヤクザ×リーマンものです。
サガルティアの話は、これよりも前の時代の設定で、一時期ネット連載をされ、そのあと同名のタイトルで同人誌化されています。
同名だったので、てっきり同じ内容だと思ったら、違っててびっくり!
同人誌も紹介しようと思いましたが……どこにしまっちゃったけな~
見つからないんですよ……orz
最後の展開がびっくりしましたよ。
面白かった度:★★★★★
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