竹書房ラヴァーズ文庫の夜光花さんの「灼熱を呼べ」です。イラストはひたきさんです。
連続爆弾魔事件が世間を騒がせている中、裕也は親友の竜治の部屋で造りかけの爆弾を見つけてしまう。
責める裕也に竜治が持ちかけてきた取り引きは、思いもよらないものだった。
裕也がその条件をのみ、竜治に抱かれた後も爆弾魔の犯行は一向に途切れる様子はない。竜治が犯人であるはずがない。そう信じたい反面、疑いを隠せない裕也の心を竜治もまた敏感に感じ取っていた。
果たして竜治は犯人なのか。
本当の恋人ではない、友人にも戻れない、二人のもろい関係が崩れ始めていく──。
夜光花「灼熱を呼べ」感想
いつも新書のノベルズばかり購入していて、あまり文庫は読まない派なのですが、タイトルにひかれて、あらすじを読んだら、興味のある爆弾の話(ハードボイルド系)だったので、購入してみました。一言で言うなら、面白かった!! オススメです!
購入してよかった~(≧▽≦)
日常的に爆弾魔が友達かもしれないという懸念は、通常結びつかないと思いますが、学生時代からのエピソードから、容易く「こいつならやりそうかも・・・」という風に考えられるライン引きがよかったかなと思います。
爆弾魔かも知れないという職業が刑事の親友の竜治は、職業こそ刑事だけど別に正義感があるわけじゃない。
ピアノの調律師の裕也が、竜治の家に行ったときに造りかけの爆弾を発見してしまい、造らないかわりに自分と付き合ってほしいと取引になりました。
それに応じる裕也の心境がもうちょっと書かれていると私的にはよかったかなと。
取引でも男に抱かれるわけですし、裕也自体には得することはないから、嫌だ~とか(笑)
(↑まあBLだから、それが前提の話だしね・・・無理か・・・)
せっかく爆弾造れるくらいのマニア?な竜治なので、爆弾解体とかそういうシーンがあっても面白かったかな~と思いますが・・・展開的にあれ以上は無理かな~。
竜治が裕也に激しく執着しているところなんかは、私の好みの攻めでしたのでよかったです♪
二人は取引で付き合っているので、裕也が取引を抜きにして竜治にひかれていく場面があると、もっとよかったかなと。
個人的には、最後がラブラブだと満足なので、そういった意味では二人の思いは通じ合えたので、不満はない終わり方でした。
とりあえず、続きは読んでみたいです!
竜治の人間嫌いが次回が出るなら治ればいいですね。
面白かった度:★★★★★
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