竹書房ラヴァーズ文庫の創刊3周年記念BOOK ラヴァーズコレクション「ラブ・コレ」です。
最新刊&「龍」シリーズの番外編、イラストレーター陣による特別書き下ろし漫画を収録!!
≪ふゆの仁子/奈良千春≫
「龍を飼う男~サイドストーリー~」
≪高月まつり/海奈≫
「こんなハズじゃなかったのにさ」番外編
≪夜光花/高橋悠≫
「凍る月~漆黒の情人~」番外編
■収録関連作品
ふゆの仁子「龍を飼う男」 → 感想を読む?
高月まつり「こんなハズじゃなかったのにさ」 → 感想を読む?
夜光花「凍る月~漆黒の情人~」 → 感想を読む?
なぜなら、今回同時発売された高月まつり「こんなハズじゃなかったのにさ」、夜光花「凍る月~漆黒の情人~」の番外編、それと「龍」の番外編が掲載されているからです。
なんで、今回の新刊ではなくて「龍」なのかと、ちょっと疑問なチョイスでもあります。
(まあ、多分人気シリーズだからでしょう)
なかには、この記念本だけ買って収録されている新刊を買っていなかったり、「龍」シリーズ読んでなかったりすると・・・・・・ちょっと内容においてけぼりになるかなと思うからです。
また、やはりオタ系業界の人と仕事をしすぎているせいか、どうも戦略の匂いがプンプンとしてしまい、ちょっと個人的に微妙な構成だと思ってしまいました(^^;)
とはいえ、他の出版社さんならば応募者全員サービスという形にしそうですが、そこをあえて本として出版したというところに潔さを感じますw
(出版もリスクありますからね・・・)
どうせなら、奈良千春さんの画集でも作っちゃえばよかったんじゃないかと思ったんですが・・・・・・w
個人的にはラヴァーズ文庫さん=奈良さんという印象があるんで、それでもよかったんじゃないかなぁ?
毎回新刊に入っている「ラヴァーズインフォメーション」のイラスト、とっても素敵なんで・・・・・・ここらで一冊にまとめてくれればいいのにと思いました。
あんまり大きい画集だと補完に困るんで、まあほどほどのサイズにして貰えるとなおよし♪
今回、そのイラストは表紙の折り返し部分に使われてて・・・正直勿体ない使い方を・・・・・・!! と思いましたね (^^;)
各作品の短編と、イラストのラフ・漫画などが掲載されていました。
作家さんのラフを見るのが好きな人にはお薦めかと思われます。
個人的に、キャラデザのラフは好きです♪
色々ブーブー書きましたがw、以上はこの本の構成に対する自分の考え的なもので、収録されている短編とかラフに関しては満足ですので、それぞれコメントしたいと思います。
□ 龍を飼う男~サイドストーリー~
「龍を飼う男」の番外編です。
今回、これをこの本に収録したのは冒険だったんじゃないかと思います(多分)。
シリーズがあちこち出てしまっている著作は、たとえ短編を読んで気に入ったとしても集めるのに財力がいるので、あたし的には1冊だけで出てるものを掲載すべきだったんじゃないかと思ったりしましたが・・・・・・まあ、しょうがないか・・・。
実は「龍の後継者」をまだ買えていないので、あたしもちょっと読もうかどうしようかと悩みました。
(発売当初、金欠だった・・・・・・)
一応意味は通じましたが、あたしが知らないキャラは短編だけで出てきたのか、「龍の後継者」でも出ていたのかと悩むところはありました。
あと、まだ「華麗なる紳士のウェディング」も読んでいないので、もしかしたらそっちに出てきたキャラなのかも。
「華麗なる紳士のウェディング」は一応購入済みなのですが、現在はまだ読みたい気持ちにはならず、積荷にしています。
なので、楽しめたけれどちょっと置いてかれてる感は否めません。
そんなわけで、マイあらすじをつけるのはやめておきます。
まあ、こればっかりはしょうがないねぇ・・・
奈良さんのラフ画、大量放出ですね(笑)
鉛筆画でも結構しっかり描いているんだなと、変なところをチェキw
奈良さんにも漫画を描いてほしかったぁ!!
とはいえ、最後の攻め三人で格好つけてるカットは素敵ですぅ~♪
□ こんなコトもしちゃうのさ
「こんなハズじゃなかったのにさ」の続き?です。
付き合って一ヶ月が経った里久と時春。
同棲して三週間が経過していた。
時春は里久をデートクラブ「アンダー・ザ・ローズ」の事務所へと始めて招いた。
しかし、時春は野暮用と言ってビールを置いて、どこかへと消えた。
そこに雛山と桂城がやってきた。
桂城がヘマをしたとかで、雛山がお仕置きをすると言い出した。
お仕置き=エッチなことを知っている里久は席を外そうとするが、雛山にいてもらわなくては困ると言われ・・・・・・というお話。
やはり、頭が疲れてるときはこーんなアホっぽいテクニック対決、笑えてよかったです♪
あたしはあんまりこういうノリの話は読まないほうなんですが、今回の「こんなハズじゃなかったのにさ」は何故か気に入っていますw
モザイクなしは・・・とか、本物が・・・・・・とか、二本もあれを・・・・・・とか、笑えてグッドですw
あと、海奈さんの漫画がすごいしっかり描かれていて嬉しいです♪
『新入生』は、確かに里久ならあんなことを言い出しそうですw
眼鏡萌えで倒れるのもわかりますw
里久は妄想激しいからなぁ(笑)
□ 嵐の予感
「凍る月~漆黒の情人~」の梁井視点のお話です。
自分が獣人だということを知った梁井は、自分が人間であるために「餌」を捜し求めていた。
やっと「餌」がいる付近を探し出すが、同じく餌を探していた他の獣人と戦って傷を追ってしまうが、それがきっかけで「餌」の居所がわかり、手に入れようとるすが・・・・・・というお話。
「凍る月~漆黒の情人~」は「餌」の光陽視点のお話でしたが、番外編は梁井視点なので、あたし的に楽しかったぁ!!!!
梁井が心底獣人であることを嫌悪していることとか、光陽への猟奇的な想いがニヤニヤものでした!!
高橋悠さんのディナーは笑わせて頂きましたw
あの「餌」を食べるくらいなら、黒澤は絶対に人間を食べるでしょう(笑)
まあ、あれを食べてたらまた面白いとは思うけど、BL的には駄目だねw
あと、いまどきのおじいちゃんはBLは読まないんじゃないかと・・・・・・ねぇ・・・・・・orz
仕事上、どうしても読まなければならない年配の方なら知ってますけど、理解に苦しむそうですw
今回の面白かった度は、この本の構成に対してです。
内容的にはあたしは 満 足 でしたw
面白かった度:★★★☆☆
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